
2026年3月22日、大阪谷町六丁目にあるOsteria Oguにて、
SiCX京都(Tigre)
当日は満席での開催となり、
本イベントは、
関西ジンラリーは、大阪・京都・神戸・和歌山を中心としたバーや飲食店をつなぎながら、クラフトジンの体験を街の中に広げていくプロジェクトです。
単なる飲み歩きではなく、
それぞれの店舗で異なるかたちのジン体験が生まれ、
それが積み重なることで、
その中で重要な役割を担っているのが、
京都の蒸留拠点SiCXをベースに活動する蒸留家、
Tigreは、ボタニカルを一つひとつ分解し、蒸留し、
それらを再構築することで香りを設計していくスタイルを取ってい
完成された一本を提示するというよりも、
香りの構造そのものを組み上げていく存在です。
また現在、
クラウドファンディングで展開されている「KANSAI GIN」があります。
KANSAI GINは単なる商品ではなく、
関西ジンラリーで生まれている体験をボトルという形に置き換え、
一過性で終わらせずに残していく試みです。
Tigreが担う「味・設計」という内側と、
関西ジンラリーがつくる「場・体験」という外側。
この両方が重なることで、初めて成立するプロジェクトです。
今回のイベントは、
「イタリアン × クラフトジン」によるカジュアルペアリングとして実施しました。
カジュアルペアリングとは、
単に気軽に楽しめるという意味ではありません。
香りの構造や理論を前面に出すのではなく、
自然に飲み、食べ、「合う」
当日は6種類のジンに対して、
前菜からデザートまで幅広い料理を提供しました。
魚介のカルパッチョやカプレーゼ、
牛ハラミや春巻き、
ホタルイカと菜の花、ペスカトーレ、
いちごとマスカルポーネ、パンナコッタ。
さらに、だしジンや燻製系のジンに合わせて、
おでん大根のフリットや牛すじ煮込み、
燻製ベーコンや鴨料理も展開されました。
イタリアンを軸としながらも、
和やスパイス、燻製といった要素が交差する構成です。
それでも体験としては一貫しており、
無理なく「合う」と感じられる流れになっていました。
このイベントで起きていたのは、
単なる料理とジンの組み合わせではありません。
Tigreが設計した香りの構造を、
Osteria Oguの料理が別のかたちで展開する、
いわば「翻訳」の関係です。
飲み手はそれを理屈で理解するのではなく、
体験として受け取ることができます。
店主オグさんはSiCXのジンに対する理解が深く、
その思想を踏まえたうえで料理を設計しています。
そのため、過度な説明や演出に頼ることなく、
自然なペアリングとして成立しています。
関西ジンラリーは、
このような現場を単発で終わらせるのではなく、
街の中に広げていきます。
各店舗で生まれる体験がつながり、
さらにKANSAI GINという形で蓄積されていく。
体験が消費で終わらず、
次の体験へとつながっていく循環です。
今回のOsteria Oguでのイベントは、
その構造がひとつのかたちとして現れた夜でした。
ご来場いただいた皆さま、
誠にありがとうございました。
写真及びカメラマンは佐藤さん、
ありがとうございました。
https://www.instagram.com/kyo_noah/
