2026年9月15日から10月5日までの21日間、大阪キタの飲食店21店舗を舞台に開催したクラフトジンイベント「関西ジンラリーLAB 2026」が終了しました。
今回掲げたテーマは、
「21日間だけ、日本一ジンを飲む街になる。」
目標は、21店舗・21日間で21,000杯。
結果は、9,671杯でした。
目標には届きませんでしたが、約3週間で1日平均約461杯、1店舗1日平均約22杯のジンが飲まれました。
そして今回のLABでは、杯数だけではなく、店舗同士の距離、人の動き、飲食店と蒸溜所の連携、Instagramを使った集客など、2027年以降の関西ジンラリーにつながる多くの検証結果を得ることができました。
21日間で9,671杯
期間中の杯数は以下の通りです。
第1週:3,654杯
第2週:3,228杯
第3週:2,789杯
合計9,671杯。
10,000杯まで、あと329杯という結果でした。
一方で、杯数は21店舗で均等に伸びたわけではありません。上位3店舗で全体の約45%を占めるなど、店舗によって大きな差が生まれました。
単純に参加店舗数を増やせば杯数が増えるわけではない。
どんな店が参加するのか。どんなお客様が来るのか。店がどのようにジンを提案するのか。期間中にどんな企画を行うのか。
店舗ごとの違いが、結果に大きく影響することが分かりました。
1店舗・1日で272杯。飲食店と蒸溜所の企画で大きな動き
期間中、特に大きな動きが生まれたのが、9月26日の「嶺上開花」での企画でした。
この日は1店舗で272杯を記録し、「関西ジンラリーLAB 2026」における1店舗1日の最多記録となりました。さらに、ボトルも18本販売されました。
通常営業の延長だけではなく、飲食店と蒸溜所が一緒に企画をつくることで、大きな動きを生み出せる。
LABでは、その可能性も実際の数字として確認することができました。
2027年以降は、こうした飲食店と蒸溜所の接点を、イベント期間中だけではなく開催前からつくっていくことも検討しています。
大阪キタに21店舗を集めたことで、人と人の接点が増えた
今回のLABでは、大阪キタという比較的狭いエリアに21店舗を集めました。
その結果、参加者が一軒だけで終わらず、別の参加店舗へ向かう姿も多く見られました。
店員さんから別の参加店舗を紹介してもらう。
別の店で同じ参加者にまた会う。
参加者同士が店内で出会い、「次はどこへ行く?」という会話が始まる。
店舗を比較的近いエリアに集めたことで、ジンを飲むことだけではなく、人と店、人と人との接点も増えていきました。
一方で、「店が近ければ、それだけで人が動く」という単純な話でもありませんでした。
どんな店がそのエリアにあるのか。店頭に誰が立っているのか。ジンについてどのように説明するのか。参加者へどんな体験を提供できるのか。
店舗同士の距離と同じくらい、一店一店の体験価値が重要だということも見えてきました。
ジンを選ぶ機会が増えた人は70%
LAB終了後、Instagramで参加者へのアンケートを実施しました。
「LABをきっかけに、ジンを選ぶ機会が増えた」と回答した人は70%。
また、「新しいお店や人とのつながりができた」と回答した人は100%でした。
さらに、ジンを選ぶ機会が増えた理由としては、「新しいお店との出会い」「新しいジンとの出会い」といった回答がありました。
総杯数は、イベントを検証する上で重要な数字です。
ただ、その数字だけでは見えない変化もありました。
今まで入ったことのない店へ行く。
知らなかったジンを飲む。
店員さんと話す。
参加者同士で会話する。
そして、その後もジンを選ぶ機会が増える。
LABでは、そうした変化も実際に起きました。
実際の来店につながったInstagramのリールと広告
集客面でも、LABを通して大きな発見がありました。
特に実際の来店につながる効果が大きかったのが、Instagramのリール動画と広告です。
「21日間だけ、日本一ジンを飲む街になる。」
という分かりやすいテーマを打ち出し、ジンを飲みたくなる動画を発信し、それをInstagram広告で届ける。
この組み合わせが、SNS上での認知だけではなく、実際に参加店舗へ足を運ぶきっかけになりました。
一方、メディア掲載については、直接的な来店効果だけを見るとInstagramほど大きくありませんでした。
ただし、第三者のメディアに企画を記録してもらうことは、関西ジンラリーの活動を社会に残し、今後の信頼につなげるという意味があります。
2027年以降も、メディア掲載そのものを目的にするのではなく、飲食店、蒸溜所、酒販店、ホテルなどと実際に価値のある企画をつくり、その結果を発信していきたいと考えています。
LABは、2027年の関西ジンラリーをつくるための実証実験
「関西ジンラリーLAB 2026」は、完成したイベントを見せるために開催したものではありません。
21店舗、21日間という条件の中で実際にやってみて、何が起こるのかを検証するためのLABでした。
今回分かったことは、かなり具体的です。
店舗を一定のエリアに集めることで、参加者同士の出会いや店から店への動きが生まれやすくなること。
一方で、距離だけではなく、各店舗が提供する体験価値が重要であること。
店舗によって、杯数をつくる店、常連客へジンを提案する店、イベントで大きな動きをつくる店など、それぞれ違う役割があること。
飲食店と蒸溜所が一緒に企画をつくることで、大きな動きが生まれること。
そして、Instagramのリール動画と広告が、実際の来店につながる強い集客手段になったこと。
これらの結果を踏まえ、2027年の関西ジンラリーでは、開催エリア、参加店舗の役割、蒸溜所との連携、開催前の試飲会、オリジナルジンの商品開発、参加方法、集客方法まで、企画全体を組み直していきます。
2027年、「関西を、世界一ジンカルチャーが面白い街へ。」
2027年は、
「関西を、世界一ジンカルチャーが面白い街へ。」
という3か年計画の初年度です。
2026年春には約110店舗まで広がった関西ジンラリー。
その後、大阪キタ21店舗に絞って実施したLAB。
そこで得た9,671杯という結果と、21日間の現場で起きたことを、次の企画設計へつなげます。
単純に規模を大きくするのではなく、参加者が実際に楽しめるエリアをどうつくるのか。
どんな店舗に参加してもらうのか。
蒸溜所や酒販店、ホテルとどのように連携するのか。
どんな商品をつくるのか。
そして、どうやって実際に人を店へ連れてくるのか。
2027年は、そこまで含めて関西ジンラリーを組み直します。
関西ジンラリーのこれまでと、これからをnoteで連載しています
今回の「関西ジンラリーLAB 2026」をなぜ開催したのか。
21日間で何が起きたのか。
9,671杯という結果をどう捉えているのか。
LABから生まれたKITA GIN 2026をどのように開発したのか。
そして、2027年の関西ジンラリーをどう変えようとしているのか。
こうした背景について、noteで連載しています。
イベント結果だけではなく、その裏側で何を考え、どんな判断をしてきたのかまで書いています。ぜひあわせてご覧ください。
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この記事を入口として、公式サイト内でも関西ジンラリーの情報を順次つないでいきます。
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・関西ジンラリーLAB 2026 開催概要
・関西ジンラリーLAB 2026 特設ページ
・関西ジンラリー note連載
・関西ジンラリー2027構想