
山梨のクラフトジン蒸留所 GEEKSTILL と
大阪・天満の人気店 りくとそら による特別コラボレーション。
関西ジンラリー蒸留所コラボ企画第2回として開催された本イベントは、
作り手と飲み手がフラットに向き合う濃密な時間となりました。
昨日は山梨から、
GEEKSTILL代表・岸川さんにお越しいただきました。
延べ参加人数は20名以上。
西は広島から、東は東京から。
遠方からも多くの方々にご参加いただきました。
岸川さんは14時から23時半まで滞在。
ゆったりとした空気の中で、参加者が飲み比べをしながら感じた疑問や感想を、直接作り手にぶつける時間がずっと続いていました。
この「作り手と飲み手がフラットに向き合う距離感」こそが、この日の一番の価値だったと思います。
料理そのものの完成度が高く、
そのうえで“料理に合わせるジン”として設計されたペアリング。
単なる飲み比べではなく、
食中酒としてどう成立するか。
その思想まで共有できる、非常に密度の高い時間でした。
りくとそらの陸さんは、半年前にお店をオープンした時から、GEEKSTILLをある意味“推し活”として掲げてきました。
私自身も、関西ジンラリーを構想している段階でこのお店と出会い、
「この店とGEEKSTILLがコラボしたら、ものすごいことになる」
と、かなり以前からこの企画を実現したいと思っていました。
陸さんの情熱、料理、イベントへの全面的な協力。
そして、山梨の蒸留所まで行く行動力。
そのすべてが重なって、今回ようやく形にできました。
改めて、本当にありがとうございました。
そして何より、GEEKSTILLの岸川さん。
自己資金で2020年頃から蒸留を始め、山梨という土地から東京市場に向き合い続けている姿勢。大手資本や酒造メーカーの後ろ盾があるわけではない中で、作り続け、届け続けている。
イベントの合間にかけていただいた一言が、強く印象に残っています。
蒸留所をつくろうとする人は多い。
ジンを作る人も沢山いる。
「出口を作りながら、同時に入り口も作ろうとしているのはすごいよね。」
正直、震えたというよりも、
「ああ、そういうふうに見てくださっていたんだ」と腑に落ちた感覚でした。
だからこそ、このイベントのオファーを受けてくださったのだと、その瞬間に納得がいきました。
私自身がGEEKSTILLに初めて伺ったのは昨年6月。
・自己資金で2020年から蒸留を始めたこと
・山梨という土地から東京市場に向き合っていること
・作り手と飲み手はフラットであるべきだという姿勢
・ジンを“食中酒”としても楽しんでほしいという思想
そのすべてに強い共感を覚えました。
それを今回、関西ジンラリーという場で実現できたことは、本当に感慨深いことです。
長時間深く話せたわけではありませんが、要所要所で垣間見える「ジン作りへの向き合い方」、その具体的な方法や思想には、学ぶ部分が多くありました。
自分にはない芯を持っている方だと感じました。
そこはしっかり参考にさせていただきながら、自分は引き続き、ジンラリーのような“人と人が交わる場”を設計し続けたい。
その延長線上に、ジンづくり、蒸留所づくりがあるのだと改めて感じました。
さらに、将来、宇陀蒸留所ができた際には、記念パーティーにも来るよ、と。
「いろんな形でサポートするから、相談してくれ」
そう言っていただける存在がいることが、何より心強いです。
そしてもう一つ、強く感じたこと。
参加者の皆さんが、この関西ジンラリーを一つの“場所”として活用し始めていること。
自然に交流が生まれ、
作り手と飲み手がつながり、
参加者同士もつながっていく。
この場を設計したのは自分ですが、そこに対して誇らしさよりも、自分自身もその体験の一部として同じ空間を共有できていることが純粋に嬉しかった。
イベントが、いい意味で“実装”され始めている。
そんな実感がありました。
さらに、次回以降の関西ジンラリーのあり方についても、参加者の皆さんと率直な意見交換ができました。
量や規模を追うのではなく、
いかに体験価値を高め続けるか。
そのための具体的な提案や、生の声を直接交わせたことも、今回の大きな収穫です。
関西ジンラリーは、単なる回遊イベントではありません。
作り手と飲み手が出会い、
様々なバーや飲食店でジンを楽しみ、
人と人がつながる“装置”でありたい。
昨日は、その理想にまた一歩近づけた日でした。